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2008年5月

4月25日、大阪高等裁判所、控訴審判決

4月25日、大阪高等裁判所、控訴審判決

大手家電メーカーの子会社で働いていた元請負会社社員が同社を相手に従業員の地位確認や慰謝料支払いなどを求めた訴訟で、使用・従属や労務提供の関係などから原告が請負会社社員として勤務した2004年1月以降、大手家電メーカーの子会社との間に暗黙のうちに雇用契約が成立していたとして、直接雇用の関係にあったと認め、期間満了を理由にした06年1月の失職も、解雇権の乱用で無効とする判決が大阪高等裁判所から出ました。
新聞報道によりますと、同社は上告する方針とのことですので、今後の裁判の結果は不明ですが、労務管理には細心の注意を払う必要を感じさせる判決です。

長時間残業問題

4月28日、大阪地方裁判所、判決

勤務中に脳内出血で倒れた精密機器製造会社社員が、脳内出血は過労によるとして会社を相手に損害賠償を求めた訴訟について、大阪地方裁判所は、職場異動後12日間の時間外労働は約61時間で、発症前1か月に時間外労働が約100時間という労災認定基準に照らして長時間労働の負担は大きく、長時間労働の改善措置も講じなかったとして労働者に対する安全配慮義務違反を認定した判決を出しました。又約2億円の損害賠償も認めました。
会社の対応は不明で判決が確定するのかは未定ですが、これからの労務管理を考えさせられる判決であります。

以上